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2014年度冬季求人!手話通訳者募集!一緒に遠隔手話通訳を広げましょう!!

現在、シュアールでは2014年度冬季の手話通訳者を募集しています!シュアールは数少ない民間の手話通訳企業として、遠隔手話通訳・電話リレーをろう者に提供しています。手話をメインに使う聴覚障がい者が、いつでもどこでも手話通訳を利用できる社会を創るべく、活動を始めて今年で7年目になります。今回は関東(川崎・藤沢)と九州(福岡)での募集です!
細かい求人情報は、http://shur.jp/recruit.htmlより御確認下さい!手話を学ばれている方は是非、御検討下さい!周りに手話ができる知り合いの方がいれば、是非シェアして下さい!
皆様からの応募を心からお待ちしております!

【映画レビュー】『バベルの学校』(2013)

普通に日本で生きているだけでは知らない世界がここにはある。

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この映画では、人種も宗教も言語も全く違う子供たちが、迷いながらも懸命に生きている姿が映し出されている。いつ命すら危ぶまれる場所に戻されるかわからない少女は、なぜ自分がその状況に置かれているのか十分に納得できずに反発してしまう。人種問題のため家族で逃げてきた少年は、勉強する間もなく慣れないフランス語での移民局との交渉に時間を費やす。

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最初に感じた事は、いかに自分が画一的な世界で育ってきたのか、「マジョリティーである」事で守られてきたのかという事だ。
子供たちは、宗教や人種について積極的に議論をしていた。日本ではタブーとされ、このような議論をせずに、その場を収めようとする。しかし、彼らは積極的に自分の考えを示している。まだ彼らも他人の意見との違いを認め合う事は出来ていないかもしれない。しかし、多様性の中を確実に生きている。

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彼らは壮絶な人生を歩んでいる。少なくとも普通に日本で生きてきただけの私にはそう感じられる。将来、彼らが社会に出てきた時、本当に芯のある強い人間になっているであろう。
日本にも障がいを持たれている方、外国籍の方、セクシャルマイノリティーの方、在日の方など多くのマイノリティーの方がいながらも、その存在を意識して生活している人は少ないように思われる。本当に大切なものは何なのか、そのヒントがこの映画にはあると思う。

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1月31日には遂に劇場公開を迎えます!是非とも時間を見つけて、観て頂きたい作品です。
公開に合わせて、認定NPO法人 Teach For Japan 代表理事 松田悠介さん、特定非営利活動法人 こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ 代表理事 川辺洋平さん、国際バカロレア機構アジア太平洋地区委員/東京インターナショナルスクール代表 坪谷ニュウエル郁子さん、元文部科学省審議官/カタリバ大学学長/映画評論家 寺脇研さんと、超豪華ゲストのトークライブも開催されるそうです!こちらも是非!
http://unitedpeople.jp/babel/talkevent

以下、配給元のユナイテッドピープル様のメルマガより引用です。
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フランス映画『バベルの学校』 1.31(土)劇場公開決定!
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24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。

ジュリー・ベルトゥチェリ監督作品(『パパの木』、『やさしい嘘』
(カンヌ映画祭批評家週間賞)) 映画『バベルの学校』が、1月31日(土)
より新宿武蔵野館/渋谷アップリンクにてロードショーが決定しました。

詳細はどうぞオフィシャルサイトをご覧ください。

●映画『バベルの学校』
http://unitedpeople.jp/babel/
https://www.facebook.com/babelnogakkou

「子どもたちの無限の可能性を引き出す本当の教育とは何か。
原点をじっくり教えてくれるこの作品。
ぜひ多くの教育関係者、親たちに見てほしいです。」
– 教育評論家/法政大学教授 尾木直樹(尾木ママ)

STORY:
アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から
15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある
中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。
この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代
の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍
の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい
意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。

監督:ジュリー・ベルトゥチェリ
編集:ジョジアンヌ・ザルドーヤ
オリジナル音楽:オリヴィエ・ダヴィオー
サウンド:ステファン・ブエ、ベンジャミン・ボベー
ミキサー:オリヴィエ・グエナー
制作:Les Films du Poisson、Sampek Productions
共同制作:ARTE France Cinema
配給:ユナイテッドピープル
原題: La Cour de Babel
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
フランス/2013年/フランス語/89分/1.85:1/カラー/5.1ch/ドキュメンタリー

チャリティー手話ライブ「D’LIVE」 vol.11に協賛しました!

手話の娯楽イベントとしては、日本最大規模である手話ライブ「D’live」に協賛させて頂きました!今年で11回目を迎える本イベントは、手話で免許が取れる教習所として有名なコヤマドライビングスクールさんが主催・運営し、川崎市や全日本ろうあ連盟などが後援しています。毎年500人以上の方が参加しています。今年は700人を超える参加者があり、大盛況でした!
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今年で11回目を迎える「D′LIVE(読み:ドライブ)」は、聴覚に障がいのある方も健聴者も楽しめる国内最大の手話歌とダンスのステージです。聴覚に障がいのあるシンガーやダンサーが手話で歌詞を表現する手話歌や、音楽に合わせてすばらしいダンスを披露します。
D′LIVE は、Dance(ダンス)、Deaf(ろう者)、Drive(運転)の頭文字 D とLive(ライブ)を合わせた造語です。
今年の出演は18グループ。運営には21の大学の手話サークルがボランティアとして参加します。
なお、売り上げは、全日本ろうあ連盟を通して聴覚障害者の支援等に寄付されます。
(引用:報道発表資料)

弊社も手話エンターテイメント事業を行っており、更に会場近くに手話コールセンターを構えている事もあり、以前より何か御協力をさせて頂きたいと思っていました。今回は協賛という形で御一緒させて頂きました。
このイベントの特徴は、参加しているパフォーマーが全てデフ(ろう者)という事(聴ろう混合チーム有)!普段、音に触れる事の少ない彼らが素晴らしいダンスを披露する姿には、聞こえる・聞こえないに関わらず魅了されると思います!

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このイベントのもう一つの素晴らしさは、サポーターの数!!100人近くの学生ボランティアや、オービック、Mazda、東急アドコミュニケーションズ、ハーレーダビッドソンなど多くの会社が協賛しています。また、川崎市も後援したり、ホームページに案内を出したりと全面バックアップをしています!

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弊社も会場でブースを出展させて頂きました!多くの参加者や学生ボランティアさんにブースに来て頂き、遠隔手話通訳や手話辞典「SLinto」、手話エンターテイメント事業を見て頂きました!皆さん興味津々で、手話で活発的に質問して頂きました!
私はブースとゲスト誘導を中心に動いていたので実際にライブを見られたのは少しだけでしたが、息の合った手話歌や手話ダンスに会場は大いに盛り上がっていました!今年は見逃してしまった方も、来年は是非とも参加して下さい!今年のチラシはこちらからダウンロード出来ます!参考までに。
また、来年も楽しみです!!

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<概要>
開 催 日:平成26年12月6日(土)午後5時開演(午後4時開場)
会   場:CLUB CITTA’(川崎市川崎区小川町5-7)
チケット販売:10月19日(日)10時から
料   金:S席3,000円、A席2,500円(全席指定、1ドリンクつき)
主催・運営:コヤマドライビングスクール
後   援:川崎市、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)、
      「音楽のまち・かわさき」推進協議会、(財)全日本ろうあ連盟、
      NPO法人聴導犬普及協会

シュアールニュース配信開始!

先月から、シュアールニュースの配信を始めました!会社の最新情報や手話に関する豆知識などを毎月5日頃に字幕付きの手話動画で配信していきます(特別号外を除く)!当然、登録は無料です!!
ろう者や手話通訳者はもちろんの事、手話学習中の方、手話に興味をもっている方は是非とも登録して下さい!手話が全くわからなくても、字幕が付いているので理解できるようになっています!
第1回は様々なカレーの手話表現を、第2回はフランスのろう者の朝食をテーマに1分ほどの手話動画で配信しました。手話の方言や新しい手話表現、シュアールのサービスの便利な使い方などを紹介して行く予定です!次回は11月5日頃の配信を予定しています!

登録方法は、とっても簡単です!以下のバナーをクリックしてメーラーを立ち上げるか、登録したいアドレスからバナーに書いてあるアドレスまで空メールを送ってください!仮登録が完了し、登録フォームが自動的に返信されてきます。必要事項を記入すれば登録は完了です!

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ここで配信している動画は、弊社の手話ポッドチャンネルや他のサービスでは見る事が出来ません。全てシュアールニュース用のオリジナル動画です。
一人でも多くの人に登録して頂けると嬉しいです!皆さんの登録を待っています!!

一緒に遠隔手話通訳を支える通訳者を求めています!

現在、株式会社シュアールでは2014年度夏期求人募集を実施しております。

遠隔手話通訳は、電話を利用できない聴覚障がい者の代わりにテレビ電話を利用して手話での問い合わせを受けたり、デパートや公共施設で手話通訳者の常駐が難しい場所にiPadなどの端末を通して手話通訳を行うサービスです。海外では既に社会インフラとして定着しており、アメリカでは新人通訳者の多くが遠隔手話通訳事業者に就職しているそうです。しかし、日本では十分に広まっているとは言えないのが現状です。

しかし、2012年6月にJR東日本さんへの対面型遠隔手話通訳導入が始まり、2013年9月から日本財団さんが電話リレーのモデル事業を始め、2013年11月には全日本ろうあ連盟が「ろう者、難聴者にリレーサービスや最新の技術動向に触れてもらい、来る未来のイメージを構築出来るように」と情報アクセシビリティーフォーラムを実施しました。日本でも遠隔手話通訳は着実に広がりつつあります。
当然、事業拡大に合わせてサービスの根幹を担う手話通訳者の確保は欠かせません。遠隔手話通訳はこれまでの実際に現場に出向いて行う手話通訳に比べて、少ない情報で通訳を行う必要があり、幅広いテーマに即座に対応する必要もあります。これまでの一般的な手話通訳とは異なるスキルが必要となり、研修、実習を行う必要があります。
遠隔手話通訳は、聴覚障がい者の新しいインフラとして確実に広がっていくサービスです。一刻も早く多くの通訳者に遠隔手話通訳を経験して頂き、サービス拡大に協力をして頂きたいと思います。

2014年度夏期募集第一期は締め切られ、第二期の募集が今月末に締め切られます。第三期の募集は九月末締切の予定ですが、第二期で予定採用者数が埋まれば第三期は募集を行いませんので興味のある方は早めの応募を宜しくお願い致します。
以下のリンクに条件などの詳細が載っています。是非、一人でも多くの方の応募をお待ちしております!一緒に聴覚障がい者のために遠隔手話通訳サービスを拡大していきましょう!!
http://shur.jp/recruit.html