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ダボス会議YGLランチ会「山崎直子さんに宇宙の未来を聞きました。」

先日、ダボス会議YGLのランチ会に参加させて頂き、宇宙飛行士の山崎直子さんから話を聴きました。

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「宇宙に出ると地球が頭上にあったことに驚いた」
「90分で地球を一周するので45分ごとに昼夜が入れ変わる」
「パチンコ産業は21兆円だが、宇宙産業は3000億円しかない。」
「将来は、宇宙を経由してアメリカに2時間ほどで行けるようになる」
「女性宇宙飛行士は1割だが、そもそも女性の志願者が1割くらいなので、なれる比率は同じ」
「宇宙では足で物を掴んで、手で移動する」
「現在、宇宙飛行士の死亡率は3.7%である」
など、今まで知らなかった話を伺いました。とても面白かったです!

更に、JAXAでは多くの人に宇宙を活用して頂こうという事で、
・宇宙飛行士に宇宙で作業をしてもらう、550万円/時間
・宇宙に物を持っていく、330万円/kg
・宇宙から物を持ち帰る、550万円/kg
というサービスも用意されているようです。今まで以上に気軽に(?!)、一般企業でも宇宙で実験する事が可能になるそうです。

色々と興味深い話を伺いましたが、その中で「遂に人類は宇宙を本格的に利用し始めたか……」と実感しました。科学技術の発展によって化石燃料など地球が長い年月をかけて蓄えてきた資源を人類はあっという間に使い果たそうとしています。自然界には存在しない物質もたくさん作ってきました。その影響は生態系を大きく変えてきています。今度は宇宙に出て地球では不可能だった新しい技術の開発や資源の発掘をしていくわけです。ポジティブな面もあるはずですが必ずネガティブな面もあります。これから人類はその両面に立ち向かっていく必要があると考えると、大きな夢と可能性を秘めていると同時に新たな課題も生まれるのだろうと思います。果たして人間の行きつく先はどこなのか、私には見る事のできない遠い将来の話だと思いますが、他人事とは思えない不思議な感覚を得ました。

ただ、私も今回を機に今まで以上に宇宙に興味が出てきて、是非とも宇宙で手話をしてみたいと思ったのでAXEが行ている宇宙に行けるキャンペーンに応募してみました!応援、宜しくお願いします!宇宙で手話をするぞー!!
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「手話通訳士」一発合格!

一昨日、手話通訳士(手話通訳技能認定試験)の結果が発表され、無事に合格する事が出来ました!
神奈川県手話通訳者養成講習会修了のブログ記事でも書きましたが、手話通訳の資格には大きく分けると厚生労働省認定の手話通訳士と社会福祉法人全国手話研修センターが実施する統一試験の二つがあります。どちらが上位という決まりがあるわけではありませんが、統一試験に合格し実績を積んだ後に手話通訳士の試験を受ける人が多いため、手話通訳士試験の方が難しいとされています。私は昨年、両方を初めて受験しました。

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今回、発表があったのは手話通訳士試験の合否です。合格率が11.1%と例年になく低く(例年は20%前後)、合格者数も昨年の182名から105名へと急激に減りました。そのような中で合格出来て本当に良かったです!2007年8月に独学で始めてから、手話歴5年4ヶ月での合格。長かったような、短かったような。。。良く頑張りました!これで活動も更に幅が広がります!
更に嬉しい事に、弊社から私を含め受験した3名全員が無事に合格しました(しかも全員20代)!これで、20歳未満のため受験資格のないインターンを除き、シュアールの現役メンバー全員が手話通訳士資格所有者になりました!
昨日、合格証が届いたので登録申請をその場でしておきました。次は、統一試験の発表が3月にあります。両方とも無事に合格出来ているといいのですが…。これからも、この結果に甘んずる事なく精進を続けていきます!応援、宜しくお願いします!

松倉秀実先生へ

本日、私の最も大切な人の一人とお別れをしてきました。シュアールを創業してから本当に多くの方々に支えてもらい、今のシュアールと私があります。その事には本当に感謝をしていますが、この方はその中でも、文字通り「この方がいなかったらシュアールを創業していなかった」という人です。

故 松倉秀実先生との出会いは、私が応援指導部を退部し、バイオ専攻にも進めず、それまでしてきた事が全てなくなり、進路に悩んでいた大学1年の秋学期に”なんとなく”で受講した『知的財産権とビジネスモデル』という授業でした。後に知ったことですが、先生にとっても初めて授業を受け持った年だったそうです。先生の授業は知的財産に関する法律の細かい事を覚えるのではなく、特許や著作権といった普段から耳にした事はあるけど実態を詳しく知らない法律が、いかに私たちの生活に影響しているのかを、旬な事例と共に紹介していく授業でした。毎回、社会の裏側に少しずつ詳しくなっていく気がして楽しかったのをよく覚えています。
その授業の最終課題は「自ら知的財産を利用したビジネスモデルを考案する事」でした。私は趣味で2ヵ月前に創設した手話サークルを題材に選びました。日々、手話サークルの活動に多くの時間を使っていて、私の頭の中は常に手話の事だらけだったので、それは自然な流れでした。しかし、当時、手話のビジネスが本当に成り立つなんて考えもしていなかったので認められると思わず、手話と関係のないアイディアも3つ用意していました。当時の資料を読み返すと内容はどれもひどいものでしたが、松倉先生は授業外の時間を使って相談にのってくれました。4つのビジネスアイディアを説明し終えた私に、先生は批判するわけでもなく、アドバイスをくれるわけでもなく、一言「どれが一番したい事なの?」と質問をしてきました。私は意表を突かれました。一番良いアイディアを先生が選んでくれると思っていたからです。悩んだ挙句、「手話…、ですかね」と答えました。その時の私の声は本当に小さく、震えていたかもしれません。繰り返しになりますが、手話のビジネスなんてふざけていると怒られるかもしれないと思っていたほどだったからです。

「やっぱり!わかるよ。一番心が籠っていたから。」

この一言が私をこの道、「手話ビジネス」へと導いてくれました。その後、本当に手話ビジネスを立ち上げたのは10カ月後でしたが、先生のお蔭で最初の一歩を踏み出せました。
その後、授業課題では最優秀課題に選んで頂き、賞品として無償で特許出願をして頂きました。創業前には法人格に関するアドバイスや特許の取り扱いを指導して頂き、創業時からは弊社の顧問に就任して頂きました。そして、2012年3月に先生が療養生活に入るまで公私共に本当に支えて頂きました。最後にお会いできなかった事を心から悔やんでいます。本日知った事ですが、昨年の2月には余命4ヶ月と宣告されていたそうです。57歳という早過ぎる死に、御本人が一番辛かった事と思いますが、先生がやり遂げられなかった事は我々教え子たちが受け継いでいきます。今はゆっくりとお休み下さい。先生との約束は絶対に果たします。これからも見守っていて下さい。ありがとうございました。

2013年、新年の御挨拶と今年の抱負

明けましておめでとうございます!2013年の到来です!!大晦日も元旦も出社しましたが、大晦日の戸締りは別にいつもと同じで明日来るのに、なんか慎重になってしまうものですね。笑
2012年のまとめにも書きましたが、年々、一年間の変化が大きくなっているように感じます。昨年の挨拶に「周りの環境の変化も大きかったのですが、私自身の内面の変化もありましたし、シュアールのフェーズもだいぶ変わってきました。」と書きましたが、今年も全く同じ事を思っている自分がいます。毎年、着実に成長できている証だと思います。これからも頑張りたいと思います。どうぞ2013年も宜しくお願い致します。

これも毎年恒例となりつつありますが、新しい年を迎えたという事で今年の目標を立てる事にしました。

1. 事業拡大と定着を実行する
これは、昨年と全く同じ目標ですね!主に、遠隔手話通訳事業での発展が昨年は大きかったですが、今年はその他の事業でも成果を出す必要があると感じています。メンバーも多くなってきたので、会社が影響を与える規模もどんどんと大きくなっています。2012年の間に、チーム編成やサービスの土台はきちんと出来ました。今後は聴覚障がい者の方々へより良いサービスを提供するために今まで培ってきたサービスを中心に事業を安定させながら、絶えず進化と変化をしていきたいと思います!

2. 手話力を向上させる
これも昨年からの継続です。昨年一年間を通して神奈川県手話通訳者養成講習会に通い、無事に修了しました。今後は試験に受かろうが落ちようが支えてくれる人はいません。自力で学習を続けていくしか方法がありません。今まで以上に自ら課していかないと学習する機会は減っていきます。手話に関わる仕事をしている以上、手話力に対する向上心は忘れてはいけないと思います。単語力を中心にこれからも鍛えていきたいと思います!

3. プロ意識をもっと持つ
既に色々なところで言っている事ですが、私の父はプロゴルファーです。私はそれをとても誇りに思っています。それは父がトーナメントプロゴルファー試験に合格できるほどゴルフが上手かった事を誇りに思っているのではなく、自ら決めた道を究め上げた父の生き方を誇りに思っています。私の生き方が父と同じとは思いません。明らかに選んでいる道が違いますし、時代も環境も大きく違います。ただ、物事に対峙する「心構え」は通ずるものがあると思っています。父にはまだまだ敵いませんが、いつか父のようなプロ意識を持てるように今から、もっと強い心構えを持つ意識をしていこうと思います。

4. 読書をする
中学の頃は学年の男子で最も本を読んでいた程の読書家だったのに、最近は本を読む事がめっきり減ってしまいました…。私は一回の移動が比較的に長いので、移動中はだいたいパソコンを開いて仕事をしてしまいます。今後は、意識して読書時間をもっと増やしたいと思います!それに加えて最近は読む本がビジネスに関係ある本に偏ってきているので、小説やビジネス書以外にも幅を広げていきたいと思います。ひとまずの目標は月に2.5冊以上で年30冊!

5. 免許を取得する
遂に決めました!免許を取ります。今までずっと先延ばしにしてきましたが、やっと決心しました。大学2年で会社を興してしまったので教習所に行く機会がなかったのですが、さすがに免許の無さに不便さを感じてきました。新年早々には教習所に通い始めようと思います。短期集中して頑張ります!取得したら誰か一緒に付き合って下さい(怖いので…)。

以上が2013年の目標です。昨年の目標を振り返ってみると、昨年は目標に向かってだいたい動けたと思います。今年が更なる飛躍の年となれるように邁進していきます!今後とも御支援・御応援の程を宜しくお願い致します!
皆さんにとっても2013年が素晴らしい年でありますように。

2012年まとめ

毎年恒例になりつつある「一年のまとめ」ですが、今年も書きました!2011年まとめと同じ形式で、私の2012年を振り返る13のキーワードを選びました(注:順位ではありません)!

1. アショカフェロー選出2012年3月12日のブログ記事
何よりも今年の一大イベントは、アショカ・フェローに選出された事だと思います。2011年から日本でも活動を始めたアショカ・ジャパンに、今年の1月より東アジアで初となるアショカフェローに選出して頂きました。何度も書いているのですが、アショカのフェローになるという事は「賞」ではなく、これからの活躍を期待された「強化選手」になるという事です。手話と聴覚障がい者に関わる分野で世界を変えるべく、日々進歩をしていく必要があります。これからも気合を入れて頑張ります!

2. 「テルテルコンシェルジュ」サービスイン製品ページ
2008年からシュアールが取り組んでいる遠隔手話通訳を今年の6月からテルテルコンシェルジュに提供し始めました。これにより、現在は全国の約350か所で遠隔手話通訳が無料で利用できるようになりました!まだまだサービスの拡大とより良いサービスを目指して変えていくべき課題は多いですが、通訳スタッフを含め一丸となって頑張っています!来年も更なる質の向上と規模拡大を目指します!

3. TEDxTokyoスピーチシュアール内特設ページ
NHKなどにも取り上げられた事で注目されるようになったTEDですが、その米国外初の暖簾分けイベントであるTEDxTokyoのステージに立った事は素晴らしい経験でした。今までも英語を使う事は多かったですが、スピーチをする事はほぼありませんでした。それが、いきなり200人以上の観衆とオンライン放送の中で、更にTEDxのイベントでする事になるとは思ってもいませんでした。昨年に参加したThe Tofu Projectの中でスピーチの仕方を指導して頂いたのが、いきなり活きました。素晴らしい機会を提供して頂いた皆さんに心から感謝します!

4. 人生初のフルマラソン2本完走!2012年2月26日のブログ記事
昨年の10月におふざけで応募した東京マラソンが当選して、ひょんなことから始めたマラソン(トライアスロン)ですが、その後は大阪マラソンにも当選し、人生初のフルマラソンを1年にいきなり2本走りました!ちなみに、人生初のハーフマラソンも今年だったのですが、今年だけでハーフを5本、30kmマラソンを1本走りました!人生で10km以上走ったことなったのに、頑張ったと思います。これからも長く続けられるスポーツなので焦らずに続けていこうと思います!JustGiving『走り・乗り・泳ぎます!3年でアイアンマン制覇!聴覚障がい者向けサービスの充実へ!』も継続して頑張っています。応援を宜しく御願いします!

5. ダボス会議GSC選出シュアール内特設ページ
今年の10月より、ダボス会議で有名な世界経済フォーラムの30代以下のメンバー、グローバル・シェイパーに選出して頂きました。東京ハブに所属する事になったのですが、本当に素晴らしいメンバーに出会えました。まだまだ例会への出席回数も多くなく、わからない事も多いのですが、刺激的なメンバーでこれからも一緒に活動をすると思うととてもワクワクしています!

6. イノベーションズアイアワード大賞受賞2012年12月8日のブログ記事
多くの方にウェブ投票ではお世話になりました。皆さんのおかげで決勝まで進出する事ができ、最後は大賞を受賞する事が出来ました。手話の事業がビジネス一色の大会で280社の頂点に立つという事は今までにはあり得なかった事だと思います。我々の活動が徐々に社会的に認められ始めているという事だと思います。これからも、手話・IT・ビジネスというキーワードで邁進していきます!

7. スキューバダイビング2012年10月1日のブログ記事
個人的に新しくチャレンジしたものとして、スキューバダイビングがあります。今までにシュノーケルくらいはした事がありましたが、スキューバは体験を含めても初めての経験でした。実際に潜ってみると本当に楽しくて、結局アドバンスのライセンスまで取得してしまいました!深い場所に行き、下から水面を見上げると自分が宙に浮いている気がして何とも不思議な気分になります。潜るためには準備を含め時間が必要なので、そんなに多くは潜れませんが少しずつスキルを身につけていきたいと思います!

8. 川崎コールセンター開設2012年8月1日のブログ記事
上記のテルテルコンシェルジュの影響も大きいのですが、8月に藤沢の本社を残しながら川崎に新しくコールセンターを開設しました。開設した朝から川崎でもコールを受ける準備を進めたため、開設時にはだいぶバタバタしましたが現在は藤沢本社と川崎CCの二拠点で活動をしています。少しずつ、事業規模も大きくなってきています。新しいオフィスで心を新たに頑張っています!

9. 神奈川県手話通訳者養成講習会修了2012年12月4日のブログ記事
今年一年間、神奈川県聴覚障害者福祉センターにて開催された手話通訳者養成講習会に週一で通いました。今までの手話は独学で身に付けてきたものだったので、他人から手話を習うのは初めてでした。出張が入ったり、宿題のFAXが送信出来ていなかったりと色々と御迷惑をかけましたが、素晴らしい講師とメンバーに支えられ無事に修了する事が出来ました!まだまだ未熟者ですが、これからも手話の技術を磨いていきたいと思います。本当にお世話になりました!

10. レーシック手術
今年のゴールデンウィークに地元の高崎でレーシック手術を受けました!術前は0.02ほどだった視力ですが、経過は順調で両目とも1.5まで回復しました。レーシックをして何よりも変わったのは、朝起きた瞬間から世界が良く見えるという事です。以前はメガネを探すまでに苦労しましたが、今ではそんな苦労もありません。コンタクトを忘れたり、メガネが壊れて困るという事もなくなりました。今後も経過は見続ける必要はありますが、今はとても快適に過ごせているので嬉しいです!

11. Forbes 30 Under 30選出2012年12月18日のブログ記事
予想外に12月に突然飛び込んできたニュースでした。アメリカの経済誌フォーブスが選ぶ、各分野の30歳以下の世界の30人「30 Under 30」の社会起業部門(Social Entrepreneur)に選出して頂きました。全部で15部門あるのですが、日本人からの選出は唯一だったそうです。他の部門で選ばれた人として、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ(Tech)、Dropboxのドリュー・ヒューストン(Tech)、Instagramのケヴィン・シストロム(Games & Apps)、ジャスティン・ビーバー(Music)、レディーガガ(Music)、ウサインボルト(Sports)といったメンバーが選ばれていました。まだまだ駆け出しの段階なので、彼らのように結果を残している人たちと肩を並べたとは到底言えませんが、海外でも活動が認められ始めている事は我々の事業の発展性を評価して頂いているからだと思います。ここで甘えずに更に前進をしていこうと思います!

12. カナダ:The National Business and Technology Conference
3月の23日、24日にカナダのバンクーバーで行われた国際会議に参加してきました。主に北米の参加者を中心として参加者を募っているそうで、北米以外からの参加者は私が初めてだったそうです。会場では、アメリカの隣国というカナダ独特の問題をいかに解決し、アメリカにも負けないビジネスを生み出すのかという事が激しく語られていました。楽天に買収されたkoboの創業者やMicrosoft Canadaの社長など多くの人と会い、直接、話が出来たのはとても良い経験でした。シュアールのブースも出したので、自社の事業内容をカナダの多くの人に知ってもらう良い機会になりました。今年参加した大きな国際会議はこれくらいだったのですが、これからも積極的に日本から世界へ出て行きたいと思います!

13. 日経新聞一面掲載2012年11月7日のブログ記事
私も友人からの連絡で初めて知って驚いたのですが、日経の一面に記事を掲載して頂きました。基本的には課題解決のために自ら起業した人もいるという文脈での紹介だったのですが、さすがに日経の一面はしびれました。今後は成果で載れるように頑張らないと!

本当に今年は色々とあった年でした。毎年、濃くなっていく気がします。今年も本当に多くの方にお世話になりました。2012年も大木洵人、そしてシュアールを応援して頂き、ありがとうございました!来年も、是非とも宜しく御願いします。