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ソトコト2013年3月号「SOTOKOTO mtu 人の森」掲載

先日発売された雑誌ソトコト2013年3月号のインタビューコーナー「SOTOKOTO mtu 人の森」に記事が掲載されました。

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見開き2ページの特集記事で、写真も大々的に掲載されました!正直、こんなに大きな記事だなんて聞いていなかったのでビックリしました!私がシュアールを起業した経緯や想い、これまでの活動を丁寧に記事にして頂きました。ちなみにこの写真に写っている手話はシュアールの社名手話です!シュアールと言いながら写真を撮ったので口がちょっと変な感じになっています。。。川崎コールセンターで撮ったので、通訳スタッフも写っています。
ウェブでも途中まで記事を読む事が出来るので、是非ご覧ください!(ソトコト内掲載記事)しかし、ウェブ版では「戦場カメラマンになるという14歳からの夢を諦めてSFCに進学した」というサイドストーリーまでで終わっていて、手話の話まで入っていません、汗。是非、雑誌の方も立ち読みで良いので御確認下さい!

「手話通訳士」一発合格!

一昨日、手話通訳士(手話通訳技能認定試験)の結果が発表され、無事に合格する事が出来ました!
神奈川県手話通訳者養成講習会修了のブログ記事でも書きましたが、手話通訳の資格には大きく分けると厚生労働省認定の手話通訳士と社会福祉法人全国手話研修センターが実施する統一試験の二つがあります。どちらが上位という決まりがあるわけではありませんが、統一試験に合格し実績を積んだ後に手話通訳士の試験を受ける人が多いため、手話通訳士試験の方が難しいとされています。私は昨年、両方を初めて受験しました。

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今回、発表があったのは手話通訳士試験の合否です。合格率が11.1%と例年になく低く(例年は20%前後)、合格者数も昨年の182名から105名へと急激に減りました。そのような中で合格出来て本当に良かったです!2007年8月に独学で始めてから、手話歴5年4ヶ月での合格。長かったような、短かったような。。。良く頑張りました!これで活動も更に幅が広がります!
更に嬉しい事に、弊社から私を含め受験した3名全員が無事に合格しました(しかも全員20代)!これで、20歳未満のため受験資格のないインターンを除き、シュアールの現役メンバー全員が手話通訳士資格所有者になりました!
昨日、合格証が届いたので登録申請をその場でしておきました。次は、統一試験の発表が3月にあります。両方とも無事に合格出来ているといいのですが…。これからも、この結果に甘んずる事なく精進を続けていきます!応援、宜しくお願いします!

松倉秀実先生へ

本日、私の最も大切な人の一人とお別れをしてきました。シュアールを創業してから本当に多くの方々に支えてもらい、今のシュアールと私があります。その事には本当に感謝をしていますが、この方はその中でも、文字通り「この方がいなかったらシュアールを創業していなかった」という人です。

故 松倉秀実先生との出会いは、私が応援指導部を退部し、バイオ専攻にも進めず、それまでしてきた事が全てなくなり、進路に悩んでいた大学1年の秋学期に”なんとなく”で受講した『知的財産権とビジネスモデル』という授業でした。後に知ったことですが、先生にとっても初めて授業を受け持った年だったそうです。先生の授業は知的財産に関する法律の細かい事を覚えるのではなく、特許や著作権といった普段から耳にした事はあるけど実態を詳しく知らない法律が、いかに私たちの生活に影響しているのかを、旬な事例と共に紹介していく授業でした。毎回、社会の裏側に少しずつ詳しくなっていく気がして楽しかったのをよく覚えています。
その授業の最終課題は「自ら知的財産を利用したビジネスモデルを考案する事」でした。私は趣味で2ヵ月前に創設した手話サークルを題材に選びました。日々、手話サークルの活動に多くの時間を使っていて、私の頭の中は常に手話の事だらけだったので、それは自然な流れでした。しかし、当時、手話のビジネスが本当に成り立つなんて考えもしていなかったので認められると思わず、手話と関係のないアイディアも3つ用意していました。当時の資料を読み返すと内容はどれもひどいものでしたが、松倉先生は授業外の時間を使って相談にのってくれました。4つのビジネスアイディアを説明し終えた私に、先生は批判するわけでもなく、アドバイスをくれるわけでもなく、一言「どれが一番したい事なの?」と質問をしてきました。私は意表を突かれました。一番良いアイディアを先生が選んでくれると思っていたからです。悩んだ挙句、「手話…、ですかね」と答えました。その時の私の声は本当に小さく、震えていたかもしれません。繰り返しになりますが、手話のビジネスなんてふざけていると怒られるかもしれないと思っていたほどだったからです。

「やっぱり!わかるよ。一番心が籠っていたから。」

この一言が私をこの道、「手話ビジネス」へと導いてくれました。その後、本当に手話ビジネスを立ち上げたのは10カ月後でしたが、先生のお蔭で最初の一歩を踏み出せました。
その後、授業課題では最優秀課題に選んで頂き、賞品として無償で特許出願をして頂きました。創業前には法人格に関するアドバイスや特許の取り扱いを指導して頂き、創業時からは弊社の顧問に就任して頂きました。そして、2012年3月に先生が療養生活に入るまで公私共に本当に支えて頂きました。最後にお会いできなかった事を心から悔やんでいます。本日知った事ですが、昨年の2月には余命4ヶ月と宣告されていたそうです。57歳という早過ぎる死に、御本人が一番辛かった事と思いますが、先生がやり遂げられなかった事は我々教え子たちが受け継いでいきます。今はゆっくりとお休み下さい。先生との約束は絶対に果たします。これからも見守っていて下さい。ありがとうございました。

米フォーブス誌が選ぶ30歳以下の世界トップ30の社会起業家に選出頂きました!

アメリカの経済紙フォーブス(Forbes)が各分野の30歳以下の世界トップ30人を選出する「Forbes 30 under 30」という毎年恒例の企画で、社会起業家部門にあたる「Social Entrepreneur」部門に選出して頂きました(私の紹介ページはこちらです)。

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ノミネートされている事も知らなかったので選出の連絡を頂いた時は驚きましたが、シュアールの活動が日本のみならず世界的に評価を頂けた事を嬉しく思います。これまで以上に日本から世界に向けて発信できる事業を展開していけるよう、頑張って参りたいと思います!

今回は30歳以下での選出なので、まだまだ一人前とは言えません。支援者の方々や仲間たちに支えられながら、諸先輩起業家・起業家仲間・後輩起業家たちと切磋琢磨し、より良い社会を目指してこれからも頑張ります!今後とも応援の程を宜しくお願い致します!

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Forbes 30under30 Social Entrepreneurs
Junto Ohki – Forbes 30under30 Social Entrepreneurs

イノベーションズアイ・アワード2012大賞受賞!応援、ありがとうございました!!

皆さんにもWEB投票などで応援して頂いたイノベーションズアイ・アワード2012にて大賞を受賞致しました(過去のブログ)。

イノベーションズアイ・アワードは産経新聞のフジサンケイビジネスアイが母体となって運営しているビジネスコンテストで、今年は280社のエントリーがあったそうです。一般のWeb投票で選ばれた5社と新聞社推薦枠で選ばれた5社の計10社が決勝に進出します。今回は、起業前から私が入居しているSFC-IVより推薦頂き遠隔手話通訳事業でエントリーし、新聞社推薦枠でファイナルに進出させて頂きました。当日は一番最後の発表だったので他の方の事業内容を聞く余裕がなく残念でしたが、トリのプレッシャーに負けずに力を出し切る事が出来ました!久しぶりのコンテストだったのですが、短い時間で自社製品の魅力を伝えるのは大変でした。特に今回はウェブ投票で多くの方に応援して頂いていたので、大賞受賞という結果を残せて嬉しかったです!
一般的にビジネスとは縁が薄いと思われがちな「手話」の事業が、このような大きなビジネスコンテストで大賞を受賞させて頂けた事は大変光栄であると同時に、時代が大きく変わってきていると感じています。過去には「学生プロジェクトとしては面白いけど、収益性が…」と言われ続けてきました。実際に学生向けのビジネスコンテストでは高い評価を頂いてきましたが、一般向けのコンテストでは入賞は難しいだろうというのが大方の意見でした。今回の大賞受賞は、手話ビジネスの事業性が認められ始めているからこそだと思います。これからに繋がる大きな自信になりました。
今まで手話について考えても来なかったビジネス界の方々に我々の事業内容とアイディアを伝え、ろう者の問題を知ってもらう事もシュアールに出来る大きな役割だと感じています。手話とビジネスの橋渡しを今後も続けていきたいと思います。

2012年は、アショカ・フェロー選出テルテルコンシェルジュ手話通訳リリースTEDxTokyoスピーチ川崎コールセンター開設、ダボス会議GSCメンバー選出、FITチャリティーランと盛りだくさんの1年でしたが、大きなイベントはこれで終わりだと思います。一年を締めくくるにはまだ早いですが、今年もあと20日ほどです。急に入った出張が2つ残っていますが、無理せずに頑張ろうと思います。
改めて、応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました!優勝しましたよー!!