月別アーカイブ: 2018年2月

腱鞘炎になってしまいました…。

手話通訳者の職業病である腱鞘炎。私は通訳の現場は既に離れていますが、当然ですが仕事で手話をする事は多くあります。それに加えて、パソコンでの作業も多いので遂に腱鞘炎になってしまいました…。
左の人差し指の付け根の部分ですが1か月近く前から違和感があり、先週から痛みが酷くなったので病院に行ったところ腱鞘炎と診断されました。
比較的に軽い症状なので薬による治療で治せる可能性があるとの事で、今は塗薬で治療をしています。1週間ほど経ちますが少しずつ改善している気がします。悪化をすると筋肉注射での治療になるようなので、このまま改善してくれる事を願っています。
手話を後天的に身に付けた人には、どうしても付きまとう腱鞘炎のリスク、身をもって体験しました。これから私自身も気を付けつつ、弊社のスタッフのケアも考えたいと思います。

ANAオリジナルデザイン「明治ザ・チョコレート」特別デザインゲット!

今日はバレンタインデーですね!街を歩くと、チョコレートなどのスイーツの販売が目立ちます。ただ、一時期に比べると少し減ってきたような気もしますね。
毎年、バレンタインになるとアメリカの高校時代に、チアのチームメイトにチョコを買った事を思い出します(アメリカでは、男性から女性にチョコをあげる習慣なので)。


バレンタインデーですが、私は早朝から関西に出張です!早朝の便は空気も澄んでいるし、景色も綺麗です!朝5時には家を出ているので眠いけど…。


ANAでは2014年から機内にてチョコレートをプレゼントいるそうです。
今年は明治とのコラボレーションでANAオリジナルデザインの明治ザ・チョコレート [ブリリアントミルク]をANA全便の機内で配布しているそうです。パッケージの裏面にはメッセージ入りでした。15万枚中1万2500枚限定の特別デザイン「飛行機とハートの絵柄」をゲットしました!特別デザインが当たるのはラッキーです!(約1割の確率なので、結構高いですが…苦笑)

[ANAサイト内記事]


ANAプレミアムクラスの朝食はとても美味しいので好きです。朝からパワーを貰いました!今日の出張も頑張ります!!

ANAさんは3年前からNPO法人シュアールの手話講座を導入して頂いており、CAさんに手話を教えてさせて頂いています。まだまだ講座数は多くはないですが、少しずつ手話に理解のあるCAさんが増えてきていると思います。今年度もまだ講座が残っていますので頑張って指導させて頂きます!

[What’s up ANA内記事]

日本テレビ「the SOCIAL」の放映内容について

日テレ初のネット対応型ニュース番組「the SOCIAL」にて2018年1月30日(火)に弊社の報道がなされました。弊社の製品であるSLintoがメインで取り上げがられているのですが、残念ながら弊社の意図とは違う表現がなされてしまいました。以下、2点(1点は抗議、1点は改善依頼)について弊社の見解を記載させて頂きます。

最初に聞いていた取材意図は1月31日に手話通訳士試験の合格発表がされるタイミングでYahooの検索ランキングに「手話通訳士」が毎年上がるので「手話」について取材をしたいというものでした。そのため弊社としては「手話は日本語とは異なる文法を持つ、独立した言語である」事や「日本語にはない手話独自の表現(「目が安い」など)がある」事などを伝えました。
その中で手話の新語の生まれ方について質問されました。そもそも「日本語の新語」といった場合に、普通は日本語として新しく生まれた単語を指すと思います。「草食系男子」の様に既存単語を組み合わせて新しい別の意味を持つ単語を作る場合や「アラフォー」の様に外国語を独自の言い回しに変えて使う場合など作られ方は様々ですが、どれも日本国内でしか意味は通じません。つまり「Twitter」を「ツイッター」と書く事を新しい日本語の新語とは言わないはずです。その事はきちんと取材時に伝えたはずでしたが、今回の報道タイトルが「手話の新語の作り方 “インスタ映え”は?」となっているにも関わらず、残念ながら「Facebook」や「婚活」をどのように手話で表すのか、つまり日本語(英語)から単語を借用するという部分的な事象だけを取り上げて「手話の新語」と定義されてしまいました。


ただ、取材前には把握できていなかったのですが、今回の取材は日本手話研究所に対しても行われており、彼らの見解も報道内容には含まれている様です。その点に関しては、ジャーナリズムとして複数の視点から取材を行った結果、中立的な立場で報道したと言われると我々としては反論はできません。
しかし、報道の多くの部分が我々への取材内容であっただけに弊社の見解として視聴者に誤解を与える可能性はあり、その点は分けて報道をして頂きたかったと思います。そのため、改善依頼をさせて頂きます。

もう一点、この部分は確実に作意的に私の発言を曲げられている部分があり、抗議したいと思います。



弊社のSLintoはユーザー投稿型の手話辞典であり、新しい手話の単語を作る場所ではありません。ユーザーが新しい手話の単語を作ろうと思えば、その様な使い方もできます。しかし、それは使い方の一部であり、多くの場合が普通の単語(「犬」や「食べる」など)を登録するものです。なので、SLintoの説明に関して取材中に一度も「新しい手話」と私は発言していないにも関わらず、報道では「“(新しい)”手話」とわざわざ括弧付きにして、まるで新しい手話と発言したかのように私のコメントが本来の意味とは違った形で使われました。
一つ目の「手話の単語を登録できる」はユーザーが手話の単語を登録する事が出来るという意味で、ここでの単語は一般的な単語を指します。二つ目の「手話の候補の一覧」は手話キーボードを使って検索した際に、入力した手話のキー(手の形と手の位置)に該当する手話単語の候補一覧の事で、新しい手話の候補では全くありません。

今回の取材は「手話」に関する内容という事で、弊社の告知にならなくて良いので、少しでも手話の正しい認知が広がればという思いから引き受けました。しかし、最終的に弊社の意図と大きく異なり、自分たちの報道したい内容に寄せるために私の発言に本来の意味とは異なる補足を加え、発言を操作した事に関して大変残念に思います。

[報道内容]

手話TV+YouTubeコラボ動画配信!デフWのインターネットのあるある話『テレビ電話』

NPO法人シュアールが運営する手話TVでおなじみの「デフW」が、本日コラボ動画を配信しました!
手話での情報が少ない日本社会において、ろう者が手話で情報を得られる機会は限られています。そのため、手口を知らないがゆえに詐欺などの犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。今回はYouTubeチームと手話TVでコラボレーションをし、インターネットの安心・安全な活用促進のために動画を手話コメディーとして作成しました。テーマは、インターネットのあるある話『テレビ電話』です。「テレビ電話をしている時に個人情報が漏れる可能性がある」という事を手話漫才で伝えています。


[デフWのインターネットのあるある話『テレビ電話』]

「インターネットの安全」を広めるために、ぜひ、シェアしてください!
また、インターネットに関して不安や悩みなどがございましたら、ご遠慮なくYouTubeのコメント欄にご投稿ください。お待ちしております!

コラボ動画

画像電子学会「第21回国際標準化教育研究会」にて講演しました。

2018年1月19日に開催された画像電子学会第21回国際標準化教育研究会にて講演しました。研究会のテーマは『視覚・聴覚支援システムと標準化教育』で、私の発表テーマは『ITを駆使した聴覚障がい者向けサービスの紹介と標準化の現状』でした。シュアールがITUにて取り組んできたF.Relayの話やSLintoの話を中心に、海外の事例も含めて手話業界の標準化事情を把握している限り、お伝えさせて頂きました。

[画像電子学会]


発表の後は、黒川利明氏(デザイン思考教育研究所)、西垣智夫氏(シャープ)、和泉章氏(一橋大学)と一緒にパネルディスカッションに参加しました。福祉×標準化という話だけではなく、標準化の若手人材育成にまで話が膨らみました。デジュールスタンダードが広まりつつある昨今ですが、デファクトスタンダードの世界でも日本が今まで以上に存在感を発揮できるようにするには、特殊なルールが多い標準化の世界における世代間継承が欠かせないという話なりました。
短い時間でしたが、会場とも議論を交わせた有意義な時間でした。貴重な機会をありがとうございました。

<詳細>
日時:2018年1月19日(金) 13:00~16:30
場所:金沢工業大学虎ノ門キャンパス
テーマ:視覚・聴覚支援システムと標準化教育
共催:画像電子学会 視覚・聴覚支援システム(VHIS)研究会
協賛:画像関連学会連合会(FIS)

プログラム
13:00-13:10 座長 開会挨拶 平山亮(大阪工業大学)
13:10-14:00 1. ICES2017報告 黒川利明(デザイン思考教育研究所)
14:00-14:50 2. IECにおけるAAL(Active Assisted Living)の標準化動向とIEC標準化人材育成プログラムの紹介 西垣智夫(シャープ)
14:50-15:00 休憩
15:00-15:50 3. ITを駆使した聴覚障がい者向けサービスの紹介と標準化の現状 大木洵人(シュアール)
15:50-16:20 4. パネル討論 全講師、和泉章(一橋大学)
16:20-16:30 座長 閉会挨拶 平山亮(大阪工業大学)