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2009/09/19 デンマーク6日目(ボートツアー+デンマークろうあ連盟+コペンハーゲン観光)

今日は、ヒレロドのホテルからコペンハーゲンのホテルに移動してきました。こっち方が、空港にも市内にも近いので!ホテルの雰囲気とかは、とてもよかったです。ヒレロドのホテルのほうが、羊に囲まれて、緑豊かでとてもリラックスできましたが、今度のホテルは逆にモダンなバーがあるし、エントランスもかっこよかったです。まったく違ったホテルでしたが、どちらも優雅で、おしゃれな感じがデンマークらしさを象徴していると思いました!
ホテルについた後は、ロビーに集合して、ニューハーン(Nyhavn)へ!ニューハーンは港町として有名で、たくさんのボートがありました。

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ニューハーンまでタクシーで行き、ボートツアーに参加しました。ボートツアーでは、アンデルセンの人魚の像やデンマーク王立図書館のブラックダイヤモンドなどを一時間かけて見て回りました。

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人魚の像は世界三大がっかりに数えられているそうです。

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ブラックダイヤモンドは川の近くにあるデンマーク王立図書館に、川の水面が反射して図書館全体がブラックダイヤモンドのように光るというものです。とてもきれいで幻想的でした!こういうところにこだわるところがさすがにデンマークだと思いました。

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ボートツアーが終わった後、デンマークろうあ連盟(Danske Døves Landsforbund)の入っている建物を見に行きました。デンマークろうあ連盟は市内の中心地からとても近いところにあり、きれいな町並みの中に入っていました。

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その後、世界のマクドナルドの食べ歩きを秘かな趣味にしているので、マクドナルドで昼食を食べました。

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昼食後は、国会議事堂でもある、クリスチャンスボー城(Christiansborg Slot)の近くで、少し読書をしました。
コペンハーゲン市内では、他にFairTradeのお店と、ECOEGOというエコやオーガニック商品を扱っているお店に行きました。ECOEGOでは、店員さんと語り合ってしまい、30分以上話し込んでしまいました。ここでは、象の糞を10%、残りの90%を再生紙を使ったEllie Pooというノートを買いました。たまたま、その前に寄ったFairTradeのお店で象のキーホルダーを買っていたので、コペンハーゲンと象は関係ないのに コペンハーゲンでは象尽くしでした。w
しかし、コペンハーゲンの夜は早い!買い物を続けていたのですが、土曜日だということもあり、15時から店が閉まりだして、17時には開いているお店はカフェとレストランだけになってしまいました。18時半の集合なのに、17時40分ころにはみんな集まりだして、18時10分にはみんな集合してしまいました。その後、ギリシャ料理を食べに行きました。一番安いコースを取りましたが、ラムなどが入ったミックスグリルでとても満足でした!ワインもおいしかったです!食べ終わった後は、ホテルに帰るタクシー乗り場に向かいつつ、散歩をしながら夏の営業が終わり閉園する前日のチボリ公園の前で記念撮影をしました。チボリ公園の前には、先学期のソーシャルマーケティングの授業で扱ったBuild-A-Bear Workshopがありました!

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ボートツアーでもここのぬいぐるみを持っている女の子がいたので、見つけられるかなと期待していたので、ぎりぎりで発見しました!その後、タクシーでホテルに帰って、少し話をしたり、荷造りをしたりしながら、時間を過ごしています。
明日はいよいよ帰国です!短かったようで、濃かったデンマークも終わりです!本当に学びの多かった8日間でした!

2009/09/18 デンマーク5日目(高齢者ケアセンターと介護実技演習)

今日は、いつも通り朝食を食べた後、コーディネーターの小島ブンゴード孝子さんの還暦の誕生日を歌で祝いました。孝子さんには、記念すべき誕生日を私たちのツアーに割いて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです!

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そして、9時10分から徒歩で高齢者ケアセンター「スカンセリュー(Skanselyet)」に行きました。ここは、高齢者の集合住宅のようなもので、中には居間のような共有スペースや男性専用のビリヤードが出来る部屋などもあります。

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基本的には各部屋は個人個人の家ということで、日本にある施設のようなものとはかなり違うそうです。中には、介護や看護の資格を持った人がいて、担任制もあるそうですが、一つ一つの部屋はその利用者の部屋なので、病院のように寝巻きのまま共有スペースを歩き回るといったことはないそうです。部屋が個人の部屋ということは共有スペースは社会と同じだと考えるからです。また、親戚に合鍵を渡すなども許されるそうで、門限などはありません。認知症のユニットなどもありますが、柵で隔離するといったことはしていないそうです。今日の話の中で驚いたのは、病院で死なすことほど人間の尊厳を無視したものはないという考えです。急性肺炎などで死にそうになった利用者は病院から引き取り、このセンターの自分の部屋で最後の時を迎えさせるといったことをするそうで、延命治療などは行わないそうです。生き様と死に様といいますが、デンマーク人の生き様にまた触れたような気がしました。

正直、高齢者支援は専門外なので、他の参加者の質問などが大変参考になりました。知識、経験が豊富で、やる気のある、とても優秀な方たちで、参加者のみなさんから学ぶことがとても多いです。僕もみんなを見習い、今まで以上に頑張りたいと思います!!(ありきたり過ぎる・・・。)

その後は、また別の高齢者ケアセンター「バウネパーケン(Bauneparken)」に行き、昼食を食べました。孝子さんのだんなさんが持ってきてくれたサンドイッチですが、二個半食べてもまだちょっと食べられそうな感じでした。とてもおいしかったです。

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昼食後は、介護実技の演習を受けました。今まで特に介護などの経験がないので、知らないことだらけでした。改めて、いかに日本の介護が大変か、そして、それはちょっとの工夫で解決できるものだと感じました。実際には、その工夫をする時間がない、予算がないということなのでしょうが、介護士の負担を考えるとぜひとも解決してもらいたい問題です。デンマークの介護は体に負担のかからない介護を徹底しているので、ちょっとの工夫と一手間だけでいろいろなことが出来ることに驚きました!僕は乗りませんでしたが、天井から吊るしたリフトもありました。

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宿舎に帰った後も、テレビルームで孝子さんによる8名だけの特別特訓をして、立ち上がり方から車椅子のズレの直し方まで90分ほど学びました。どうも、僕は腰がリラックスできないようで、終わった後、腰痛がしました。もちろん、腰の負担のかからない動きしかしていないので軽いものですが、これが日本式の介護だったらと思うと僕には出来そうにありませんでした。今まで介護というものに触れる機会がなかったため難しかったですが、これからも出来る限り介護にも触れていきたいです。

そして、夕食は孝子さんとだんなさんを含めて、全員で食べました。そこで、僕たちからのサプライズプレゼントです!花束と昨日みんなで頑張って作った色紙(僕の担当は色紙のカットでしたw)を渡しました!喜んでもらえてよかったです!本日で、研修自体は終わりです。そして、孝子さんとも明日の朝のお見送りでお別れとなってしまいます。

始まったときは、デンマークね~・・・って感じでしたが、今はデンマークとは何か、少しは語れるものをもてたのかなと思っています。そして、これで終わりではなく、デンマークで学んだものを日本に持ち帰り、どうするのかが本当の研修の意味ですから、これからがまた新たな始まりだと思います。せっかく、慶應義塾大学から150周年奨学金を頂いての研修です。頂いた奨学金以上のものを大学と日本に還元できるように、頑張りたいと思います。

明日は、朝から空港に近いコペンハーゲンのホテルに移動します!そして、つかの間に休日を楽しみ、明後日のお昼ころには日本に向かいます!明日は楽しもう!!

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あと、ヒレロドは夜は星がとてもきれいでした。Stanford大学に短期留学した時も、みんなでヨセミテで星を見ましたが、日本では星を見ないなと改めて思いました。写真は、ホテルの夜の写真です。